“学ぶことの大切さについて”  田中義雄  50代会社員2003/6/5 投稿
  私は仕事の関係で、アジアの国々(マレーシア、タイ、等)に行く機会がありました。それまでは一度も日本から海外に出たことも無く、そのときの自分の生活が何処の国でも平均的生活であると考えていました。しかし、一歩日本を出るとそれは大変な間違いであることに気づかされたのです。
学校も行けずに家のために、真夏の炎天下(約35度)、のなかで物を売っている子供たちに出会ったのです。
それも交差点の近くで、信号が赤で止まっている間だけの販売です、一つ間違えば車に跳ねられる危険な販売です。40円ほどの販売で命を無くすこともあるのです。その子供たち(5歳〜12歳ぐらい)は家のために働き!!学校に行きたくても行けないのです!!
そんな子供たちに出会って、生まれた国が違っただけでこんなに苦しい生活をしなければならないのか。日本に住む私達は、どんなに贅沢な暮らしをしているのだろう。学校は義務教育で誰でも同じ教育を受けられ、また家庭には、テレビゲーム等遊び道具がいっぱい。 そんな生活がごく普通の日本。本当にこれで良いのか? 同じ子供なのに、こんな違いがあっていいものなのだろうか?そんな時、日本では登校拒否の子供たちが増えていると聞きます。それはなぜなのだろう?。学校でのいじめ等が原因と聞きますが、本当にそうなのでしょうか? 今の日本の子供たちや保護者の方々は、学校の意義を忘れてしまっているのではないでしょうか。そこに学校があるから、ただ単に学校に行きなさいとだけ言っているのではないでしょうか、私は心配です。
これを読んでくださった保護者の方々や子供たちへ
学ぶ目的は社会に出て、いかに社会のために役に立つ人間になるかだと、思います。物事の基本を学んでいなければ、社会に出て、応用も発想も出来ません。そのためには、まず一生懸命学び、自分の好きなことを見つけること。そして、その好きなことを懸命に学び、自分の特技にすること。たとえば、音楽が得意な子、絵が得意な子、運動が得意な子、数学が得意な子、など等、得意な科目は、それは学んでて楽しいでしょう。楽しければ段々と知識が身に付くはずです。そして、その学んだ知識を社会のために役立てていただきたい!!。
そして、その得た知識を世界の子供たちに還元していただければと思います。
そうすれば世界の子供たちが平等に知識を得、より良い社会になるのではないでしょうか。
最後に参考にしてください。(著書:地球が100人の村だったらより抜粋)
世界の人口 約59億100万人(データー1998年)
日本の人口  1億2692万人
全世界を100人とすると
アジア人61人、アフリカ人13人、南北アメリカ人13人、
ヨーロッパ人12人、南太平洋地域の人1人。
全世界が100人とした中で
栄養が十分でないのは20人、今にも死にそうなのは1人、
そして太りすぎの人15人。
すべての富のうち
6人が59%をもっていて、(みんなアメリカ合衆国の人)
74人が39%をもっていて、
20人がたったの2%を分け合っている。
すべてのエネルギーのうち
20人が80%を使い、80人が20%を分け合っている。
75人は食べ物の蓄えがあるが、25人はそうではない。
17人は、きれいで安全な水を飲めない。
そして大学の教育を受けているのは1人で、
コンピューターを持っているのは2人、
文字が読めないのは14人
                                 以上
 
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